何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

80年代PCゲームの疑問

昨日ハイドライドとイースの違いなんて話題を採り上げましたが、
そのついでにこんな疑問を晒してみます。
レトロゲームを語る際、80年代、特に87年頃までのAVGやRPGは
不親切なインストラクション、理不尽なゲームバランス、不条理な謎解きばかりで
非常に難しかったという認識は通説となっています。
ところが果たしてその当時、制作者らはそれを「不条理なもの」と認識していたのでしょうか?
難しさはボリュームを出すための手段と見なされていたのでしょうか?


拙サイトのイース記事にもたびたび現れてますが、
当時のパソコンの容量やスペックなんてたかが知れていたので作れるものには制限があった。
そこでプレイ時間を長引かせるため、故意に難易度を高くしたみたいな言説があります。
しかしそう考えていたゲーム制作者がどれくらいいたのだろうか? と。
もちろんそのような制作者もいたでしょうが、当時は理不尽なものがあたりまえだったので、
ゲームならこんなものだろうとわざわざヒントを提示しなかったり、
何の疑いもなく敵を強くしてみたり、不条理な謎を作っていたのでないかと思うのです。
十分に資料を検討していないのでまだ何とも言えないのですが、
当時の考えとしては「ボリュームを稼いでプレイ時間を長くしよう」ではなく、
むしろ「プレイヤーが簡単に解けないように難しくしよう」の方が
的確だったのでないかという気がします。