何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

肘折モノレールに乗ってきた


GR DIGITAL IIIで撮影


春先の土砂崩れによって国道458号線から温泉街に下りていく道路が寸断されたため、
現在、国道から車で肘折温泉に乗り入れることができなくなっています。
そのかわりモノレールが設置され、人だけならこれを使って
国道から温泉街に下りていけるようになっています。
十部一峠に行くときはどうしても国道458号線を通ることになるのですが、
これはいい機会だということで、昨日件のモノレールに乗ってきました。
峠の行き来に肘折温泉に寄っていきたい方はどうぞご参考に。





肘折トンネルの先、温泉街と十部一峠の分岐点までは何の問題もなく行けます。
山交の路線バスもここまで。まずはここで車を降ります。
分岐点前方の行き止まりになっている切り通しがちょうど駐車場になっているので、
車はここに停められます。
モノレール乗り場までそこから3分ほど、県道57号線を歩いて少し下ります。





乗り場に行くと噂のモノレールがお出迎え。
もろ、みかん畑で使われてるような作業用モノレール*1ですが、
これが国道から温泉街に行くための頼みの綱。
乗るにはそばにいる係のおじさんに「お願いします!」と一声かけます。
おじさんがあれこれ準備してくれますので、指示に従って搭乗しましょう。
エンジン音とともにいよいよ運転開始です。





斜面を下るだけなので乗ってる時間は2,3分ほど。
モノレールは肘折保育所上手の斜面に設置され、温泉街がよく見えます。
作業用なので乗り心地はスムーズとはいきませんが、かえってそれが楽しいです。
おじさん曰く「思ったより揺れないでしょう?」。
芭蕉苑やベニーランドで乗ったスカイモノレールを思い出したのでありました。
モノレールは一度下りると、再び上に戻っていきます。
下から上に登る際は、下にいる係の方に一声かけると
上からモノレールが下りてきて、それに乗ることとなります。





運行時間は朝7時から夕方6時まで。昼時は休憩なのか、係の人がいないこともあります。
時間外とか人がいないときは、隣の仮設階段で国道と往来できます。
ただし少々急なので、足腰の弱い方にはきついかもしれません。
車を降りる必要こそありますが、このモノレールで国道からでも
温泉街に行けるようになってますので、十部一峠の行き来に
温泉にという楽しみ方は十分可能です。
むしろこのモノレール、楽しいので乗ってみる価値は大いにあり。
おそらく仮設道路ができるまでの運行となるだろうので、
乗りたい方は今のうちにどうぞ。

*1:光永産業製。土木作業用モデルのようです。