何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

旅とは過程です

思い返すと、長かったようで短かった、辛いようで実は意外と楽な旅だった。箱根やなにやら名の知らぬ山など色々と大変な状況があったが、実は一番キツかったのは出発して1-2時間の間。走る事に体が慣れておらず、ずっとふくらはぎがつりそうで、五日間は無理だろうなと思っていた。それが、漕げば漕ぐほど楽になっていく、疲労は溜まるがそれを超える筋肉がついているのか、適応しているのか、人間の体は本当に良く出来ている物だと感心した。?筋肉の張りはあるが、それ以外に特に問題はない。人間凄い。そして体感したのが止まらないという事の大事さ。早く漕いで休憩するよりも、ゆっくりでも漕ぎ続ける方が先へ進む事が出来る。一漕ぎ数メートルしか進まないけれどそれを繰り返せば、500キロ以上の道を乗り越えられる。塵も積もれば山となるとはこの事か、と身を以て体験した。そして驚くのが交通機関の偉大さ。新幹線はこの距離を2時間半で移動するんだよ!

連休特別企画として、自転車で五日かけて、東京から大阪まで行った方のお話。
「新幹線なら2時間半」と行ってますが、逆に言えば新幹線で2時間半で行けるところを
五日かけて行くというのは、ものすごく「贅沢な」時間の使い方でもあるんですよな。