何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

おいちょかぶ




ここしばらく打ち込みネタがなかったのは、これを動かすためでした。
今回ご紹介するのは「MSX-C入門下巻」収録の
サンプルゲーム「おいちょかぶ」です。


「おいちょかぶ」は本来花札を使うカードゲームです。略称「カブ」。
親と子に別れ、場札の合計値の「一の位」を比べあい、多い方が勝ち。
札の組み合わせによっては「役」が成立し、ボーナスが得られます。
カードゲームに疎いのでルールの説明はこのへんでやめときますが、
今回紹介する「おいちょかぶ」は、これを簡略化して、
MSX-C上で再現したものです。


カードはトランプに置き換え、
数ある役も「クッピン」「シッピン」「アラシ」の三つのみ。
まったく簡略化されてますが、そのおかげでプログラムは200行足らずに収まってます。
徳間の「FOR MSX ベスト50」の「The KABU」
MSX-BASICで130行程度なのですが、
こちらの「おいちょかぶ」はマルチステートメントを使ってない分、
リストが非常に読みやすいです。
このあたりはさすが構造化に向いたC言語だけありますな。


簡素なプログラムであるにもかかわらず、入力に時間がかかったのは、
このプログラムが使用するライブラリ関数も入力する必要があったから。
MSX-C入門収録のライブラリ関数集を入力し、
さらにその動作確認のためにサンプルリストを入力する必要があったため、
こんなに時間がかかったわけですな。