何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「WATCH PANIC」





例によってかなりご無沙汰ですが、ぼちぼち入力してたプログラムを打ち終わったのでご紹介。
今回紹介する「WATCH PANIC」は、ベーマガ85年9月号掲載のお手軽アクションゲームです。
作者は以前紹介した「ハンバーグを焼こう」と同じ方。


本作は、デジタル時計の中に住み着いたエイリアンを退治するというゲームです。
バトルフィールドはデジタル数字で大きく時刻が表示された時計の中。
そこで敵と追っかけバトルを繰り広げるというわけです。
敵を倒す方法は二つ。
ひとつはデジタル数字のセグメント表示を切り替え、敵を数字の下敷きにすること。
もうひとつは数字のどこかに隠れている「エネルギーの素」を取って敵にぶつかること。
下敷きにする方法は簡単ですが得点が低く、逆にぶつかる方は難しい分得点が高く、
さらに残り時間が増えるというボーナスがあります。


時計ですから、表示される数字が絶えず変わるというのが味噌。
自分も敵も、点灯中のセグメントを通り抜けることはできません。
さらにエネルギーの素はセグメントのどこかに重なって隠れているので、
見つけるためには数字を切り替え、表示がおかしくなっているところを探す必要があります。
これを利用して敵を捲いたり邪魔したり、エネルギーを取ったりするわけですが、
うかうかしていると自分が数字の下敷きになってやられます。
残り時間がなくなったり、敵に捕まったりしてもゲームオーバー。
ゲームは「ハンバーグを焼こう」同様難しめですが、
「ハンバーグを焼こう」同様、アイディアが非常に優れてます。
「身近なものをゲームのネタにする」とは、
ベーマガでよく提唱されていたゲームデザイン法ですが、
そんなことを思い起こさせてくれる作品です。





実はこの前にも一本ベーマガプログラムを打ち終わってました。
88年4月号掲載の「OUT LAND」。
ご覧のとおりのMSX-BASICで「アウトラン」をやろうとした作品です。
リスト自体にバグがあるらしく、その修正が終わってないので紹介は保留してますが
とりあえずその無茶っぷりは買いたいと思う荒井でした。