何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

中途半端な昔

美味しい料理を出しているお店を紹介しているガイドブック。さまざまな出版社から出版され、本屋に行けばずらりと並んでいる。そんな本は50年前もキチンと存在している。「どこどこのお店が美味しい」や「なになにがオススメ」など内容も今と変わらない。違うのは掲載されているお店だ。現在のガイドブックには今の、50年前のガイドブックにはその当時の流行のお店だったり、オススメのお店だったりが載っている。50年前のガイドブックに載っているお店は今はどうなっているのだろうか。当時のガイドブック片手に出かけてみることにした。(地主 恵亮)

50年ほど前のグルメガイドブックを手に、
今でも営業している店を尋ね歩くという企画。
変わること変わらないこと、残ること消え去ることのなんたるかに
思いを馳せる面白いアプローチだと思います。


ところで古道歩きとかをやっていると、
「中途半端な昔」の史料が意外と見つからなくて、
苦戦することがままあります。
ガイドブックとか道路地図というものは、
線形改良やバイパス開通の年代や町並みや文化の変化を
知るための格好の史料となるのですが、
たいがい数年更新使い捨てでなかなか残ってません。
こういうものは十年単位で寝かせると面白い資料になるんですよなぁ。