何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

短いと思わず毎日を楽しんで

そんなアシュリーさんを支えたのが、同じ病を持つジョン・タケット君(16)だった。アシュリーさんは、ジョン君に淡い恋心を抱いていた。アシュリーさんは「ジョンとは同じ病気で運命をともにしてきた、唯一の存在なの」と話していた。アシュリーさんは、ジョン君の住むアメリカ・ミシガン州まで、12時間かけて会いに行った。ジョン君は、ドラマーになるという夢をかなえるため、懸命に練習を重ねていた。ジョン君は「人生はどう生きるかなんだ。長さは重要じゃない」と話した。アシュリーさんとジョン君は、2人きりで楽しい時間を過ごした。

いみじくも「ソウルブレイダー」の一節を思い出す。


「山の精霊のように一年で年老いて死んでゆく種族もいるのです。
 生き物の一生の価値は生きている間に過ごした充実した日々の数。
 レオ博士は普通の人の三倍くらいの人生を
 送っていることになるのかもしれませんね。」


10倍の速さで老いるならば17歳は170歳。
懸命に生きた末の17年であるならば、
ある意味彼女は並の人間より長生きしていたのかもしれません。
ご冥福をお祈りします。