何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

最優先は安全だろ

作家の三戸祐子さんは著作「定刻発車」で、日本人が定刻にこだわる理由を「江戸の参勤交代や時の鐘と深く関わっている」と分析しています。鉄道事業ではさらに、大正期の優れた作業マニュアルや、鉄道事業者の危機回避の運行システムなどが進化し、世界で最もダイヤの正確な鉄道を築いた、と解説しています。  東京メトロで働く皆さんは、世界一正確な電車の運行に携わっている自負はありますか? もとより、危機管理の専門家の間では、事故に至らない軽微な事象(いわゆるヒヤリ・ハット)が積み重なると、放置すれば大事故につながるとの解説もあります。「鉄道員魂」ともいうべき矜持を取り戻し、安全で正確な運行に努めてもらいたいと思います。

福知山線の事故以来、定刻発車のために無理な運行をするぐらいなら、
安全運行の方が遙かにましという考えが広まったと思っていたのですが。
この記者は東京メトロで遅刻して怒られたことがあるに違いない荒井でした。