何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

賀曽利さんとの湯巡りその三

かくして富本温泉を辞した賀曽利さんと荒井は、
その後村山市の海老鶴温泉、東根市の東根温泉「石野湯」、
河北町「べにばな温泉ひなの湯」、「新寒河江温泉ゆ〜チェリー」を巡り、
中山町の「ひまわり温泉ゆ・ら・ら」に落ち着いたのでした。
この日入った温泉は全部で一日13湯、荒井が内牧温泉で記録した、
自己最大入浴記録一日9湯をあっさり塗り替え、賀曽利さんからも
「これで荒井さんも十湯ラーの仲間入りですよ!
 十湯を超えると達成感が違うでしょう!」と、祝福の言葉をいただいたのでした。
ラストオーダー直前に滑り込んだ「ゆ・ら・ら」の食堂で、
賀曽利さんと祝杯を挙げた生ビールの旨かったこと。


この日は13の温泉を廻ったわけですが、海老鶴温泉にも驚きました。
温泉は県道25号線と最上川が交差するあたり、最上川の右岸にあるのですが、
左岸の堤防道路はよく走りに行くにもかかわらず、その反対側に立ち寄り湯があることなど、
全く知りもしませんでした。そしてそこが地元の方々で賑わっていたことにも。
翌日寄った高嶋温泉といい、寒河江温泉といい、
30年以上山形に住んでいるにもかかわらず、まだまだ知らないことは多いものです。
賀曽利さんとの湯巡りは、改めてその事に気づかされるよいきっかけでした。
少し見方を変えれば、違う視点に立てば、見慣れたと思っているはずのものであっても、
実に様々な姿が見えてくるものです。