何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

山男には惚れるなよ

http://uside.net/z1/


たまたま上記のサイトを見て思ったことを。
写真機、時計、釣具、文房具、単車等も同じ穴の狢。


ラジオなんかですと、電気屋さんで数千円で売っているような、
ソニーやパナソニックのポケットラジオの方が、使いやすくて性能も抜群なのです。
前掲サイトで紹介している超小型ラジオは、ボディサイズに由来する制約のため、
受信性能、使用時間、操作性、コストパフォーマンス、整備性といった使いやすさの面で、
ポケットラジオよりも劣ることはわかりきっているのですが、
それでも「スゲー!」と思ってしまうのは、
「よく判らないが、これだけ小さいのはカッコイイ。」
「なんか凄そうで盛りだくさんでカッコイイ。」
「プロの道具っぽくてカッコイイ。」などなど、
子供の頃スパイ道具に憧れたようなのと、等しい感慨を覚えるからに他なりません。


正直申し上げまして、よほど極地にでも行くのでない限り、よほど変わったことでもしない限り、
超小型ラジオや十徳ナイフ、チタンクッカー、サバイバルキットなどなど、
特殊な道具が「これがなければ死ぬ!」という水準で必要となる場面はほとんどありません。
ところがそれでも「まさかの時に!」だの、「装備は少しでも小さくて軽い方がいい!」だの
「プロも認めた高性能だ!」だの理屈を付けて、
やたらと道具を買い揃えてしまうのは、それが「カッコイイから」に他ならんのです。


「物欲」「所有欲」「大人の嗜み」とか言い訳はいろいろありますが、結局は「カッコイイから」。
...所詮、男なんざ、みんな山男なのですよ...