何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

二口峠にまた行った




というわけで、今日は山形側から二口峠に行ってきました。
これまで何度か話題にしてきたとおり、山形側は何度も足を運んでいるのですが、
今回は前回の仙台側探索に引き続き、県民ケンちゃんのネタ撮りが目的でしたので、
峠口から鞍部まで写真を撮りながらの道中となりました。
今年は仙台側は状態が良かったのですが、そのかわり、山形側で路肩崩壊があったようで、
復旧工事のため、長命水直後の馬形第一ゲートが封鎖されていました。
ところが運良く工事の方に許可をもらえたので、荒井は単車で鞍部まで行くことができたのでした。
道そのものは単車で通る分には全く問題ない状態なのですが、崩壊箇所は数ヶ所におよび、
完全復旧まではしばらく時間がかかる様子で、今期は自動車での通行はできなさそうな気配です。
丸七建設のみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。


これまでは鞍部で引き返すことが多かったのですが、
今回はさらに少し仙台側に降りまして、前回見そびれた二口番所跡まで行ってきました。
二口の名前は、峠を越える道が二つあることに由来します。
峠は山形と仙台を最短で結ぶ道で、しかも仙台藩の拠点、青葉城の背後にあたるため、
仙台藩は道が二つに分かれる要衝の地に番所を置いて、峠を監視していました。
番所の建物はもう残っていないのですが、かわりにかつての分岐を示す追分碑が残っていまして、
「二口」の名の由縁を今に伝えています。
まだまだ見てみたいものはあるんですが、今回の探索でようやく記事が書けるほどのネタが集まりました。
8年越しで振り向いてくれた二口峠は、やっぱりすばらしい峠です。