何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

加茂坂峠の改修情報について

こないだ県民ケンちゃんに加茂坂峠の記事を上げたんですが、
それからさらにわからないことが出てきましたので、どうやって調べようか考えているところです。
記事では、加茂隧道は明治19年の竣工以来、大正12年と昭和14年に二度改修を受けていると書いているんですが、
その一度目の改修の内容がどういうものだったのか、詳しいことがわかりません。
大正12年に加茂坂峠の改修工事があったということは、「湯野浜の歴史」という本で
「笹立隧道が加茂坂峠の工事に際し、迂回路として自動車や馬車の往来が出来るように修繕された」という形で
笹立隧道関連の記事として言及されているのを論拠としているのですが、
これだけでは改修の内容が判りません。


同書には加茂隧道昭和の大改修に関して、昭和十三年より二年の工期で着手されたが、
その間通行不能となったため、代替路として笹立隧道が応急修理され、
小型自動車やリヤカーの通行ができるようにしたという記述も現れます。
もしかして、同書は「昭和」とすべきところを「大正」と間違えてしまったのではないでしょうか?
昭和13年の加茂坂隧道改修工事開始に備えて、前年に笹立隧道が改修されたということになれば、
改修は昭和の一回のみということになりつじつまが合います。
ただ、一方で大正11年より、湯野浜近隣の車道整備が進んだという記述もあるので、
改修がそれを受けたものだとすれば、これはこれでつじつまが合うわけです。
このあたり、もうちょっと突き詰めてみる必要がありそうなんですが、
果たしてどうやって調べたらいいものやら...鶴岡の市立図書館のお世話にでもなりますかねぇ。