何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

無題

貧しい子供たちが、1杯のめんを分け合って食べ、残りは病気の母親にあげた――。台湾の中央通信が今月2日に報道した台湾中部南投県の親子の家族愛が台湾社会に感動を与えている。日本の「一杯のかけそば」の物語に似た実話で、台湾では「1杯の陽春めん(具なしめん)」と呼ばれ、話題になっている。 中央通信によると、南投県の家族は夫婦と4男1女。父親はアルバイトで生計を立てていたが仕事は少なく、一家は生活保護を受けていた。さらに46歳の母親はがんを患い、中部の台中市で入院生活を送ることになり、家計はより厳しくなった。貧しさで子供たちは3度の食事が出来ない状態だったという。 「1杯のめん」は、母親の入院先の病室での出来事。食事を欠いている子供たちのために看護師が1杯のワンタンめんをあげたところ、5人のうち3人の子供たちが分け合ってめんだけを食べ、ワンタンには手をつけなかった。子供たちは「ワンタンはお母さんに食べさせたい」と話したという。この光景を見ていた看護師は感動し、言葉を詰まらせた。 中央通信が親子を「母親ががんの5人の子供たち、3食はないが力強く生きる」の見出しで紹介するなど、台湾メディアが一斉に報道。陳水扁総統も激励のメッセージを寄せた。台湾の人々に感動を与え、「親子のために」と、多くの寄付金が集まっている。



日本のように「実は詐欺師だった」というオチが付きませんように。
その昔武田鉄矢は「これが父親だったらただの甲斐性なしだ。」と、鋭い指摘をしてました。