何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

地図を見比べた。

思うところあって、山形の峠についてあれこれ調べているんですが、
山形のどこにどれだけの峠があるのかを押さえておこうと、手持ちの地図を見てみました。


荒井が名前を把握している峠は数にして130程度なんですが、
国土地理院の五万分の一地形図に載っているのは、そのうちの100程度です。
意外なことに、源義経逃避行の道となった亀割峠や三島通庸の栗子峠などなど、
地元では比較的名の知られた峠のいくつかが、峠として載っていません。


単車乗りにはお馴染みの「ツーリングマップル」ですと、縮尺と地図の用途の関係からか、
単車で通れる道しか載っておらず、収録されている峠の名前はぐっと少なくなります。
しかし、逆に単車で通れる道ならば、五万分の一地形図に載ってない峠もいくつか収録されていました。
白鷹町と朝日鉱泉を結ぶ愛染峠、白鷹山の近所の椿峠林道、鶴岡の三瀬峠林道などの名前は、
ツーリングマップルには載っていますが、五万分の一地形図には現れません。


山形の峠を洗い出す作業を進めて、改めて地図の特色をうかがい知ることになりました。
基本的にどちらも峠行に特化された地図ではないので、このままではちょいと使いづらさが残ります。
峠行に特化された地図があったらぜひ欲しいんですけどねぇ。


ついでに、荒井が先日入手した「やまがたの峠」に収められている峠は全部で65ほどです。
本と地図を見比べてみたんですが、数の問題か、収録されている峠がけっこう偏ってます。
山形でも、川西町と大江町のあたりには相当数の峠が密集しているのですが、
その中でも採りあげられているのはもっぱら越後街道や出羽三山参詣路に関係している峠が中心で、
そうでない峠にはあまり言及してなかったりします。