何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

宇都宮には関東レモン

レモン牛乳」の愛称で宇都宮市内を中心に親しまれてきたものの、一時生産中止が決まった乳飲料「関東レモン」が、別のメーカーに引き継がれ、存続することになった。後継者難などで解散を決めた製造元の関東牛乳(宇都宮市泉町、和気公介社長)が九月末で生産を止めていたが、栃木乳業(大平町川連、松倉敬明社長)が「知名度のある商品を残そう」と製造法を受け継いだ。 関東牛乳は一九二〇(大正九)年に設立された乳製品メーカーの老舗。無脂肪牛乳や生乳、砂糖などを原料にする関東レモンは戦後まもなく開発された。風味が利いてのどごしが良いのが特徴で、学校関係などでの販売を通し、売れ筋商品の一つになった。最近まで、一日八千から一万個が生産され、宇都宮市内のコンビニエンスストアでも取り扱いが続いていた。 しかし、少子化の影響や授業日数の減少で販売数量が低下、売上高も年々減少傾向が進んだ。工場が、飲食店がひしめく泉町通りに面しており、狭い立地上の制約を打開できず、長年の懸案だった経営者の後継者難問題も解消できなかった。同社は十一月初旬の株主総会で解散を正式に決める。 関東牛乳の阿部恵次取締役は「わが社の商品は市民から愛されていただけに、製造中止を惜しむ声が相次いだ」と語る。



「関東レモン」製造中止の危機の噂は聞き及んでいたのですが、
どうやら製法を栃木乳業が受け継ぐという形で存続が決まったようでほっとしております。
餃子と並ぶ宇都宮名物レモン牛乳、宇都宮に行ったらまたぜひ飲みたいものです。