何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「テンビリオン」解いた

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 突然ですが「テンビリオン」で全色揃えるのに成功しました。
 「テンビリオン」はそのむかし、任天堂から出ていたパズル玩具です。開発者はかの横井軍平さん。5色のボールが入った樽を回し、中のボールの色を揃えようというもの。もろにルービックキューブに触発されていますが、それは「ルービックキューブのような、動きがおもしろい玩具を作ろうと思った」と軍平さんが仰っていたとおりです。


 さておきこの「テンビリオン」、荒井が小学校に上がるかどうかという頃、荒井の父親が地元のデパートのおもちゃ売り場で買ってきたものです。回転のギミックがおもしろくてカチャカチャやるうちに色がグチャグチャになってしまっても、解き方なぞ知るはずもない当時の荒井が再び5色を揃えられるはずもなく、その後はほぼそのまま放置(おい)。


 これが天下の任天堂、しかも尊敬してやまない横井軍平さんの作品であると知ったのはずいぶん後のこと。部屋の片付け等でなくしたり捨ててたりしてそうなものなのですが、どういうわけか紛失もせず*1、永年ゲーム置き場の飾りとなっていました。思えばこのテンビリオンは荒井が始めて手にした任天堂製品です。レトロゲーム好きとしてなにか縁でもあったのかもしれません。


 いつか揃えられるんだろうかと頭の片隅に引っかかる存在ではありましたが、揃えようと思い立ったのはほんの数日前のこと。ネット上でたまたま、解法を載せたパンフレットの画像を見つけ、だったらやってみようと手に取った次第です。そのパンフレットだけでは解けず、インターネット時代ならどこかに解法を載せたサイトもあるだろうとググってみたら案の定見つかりまして、そちらのお世話になりました*2


 挙動そのものは単純ながら、ルービックキューブのように直感的に見てわかるというものでもないので、解くのにはかなり手こずりました。まずは3列揃えるまでが一仕事で、リーチが掛かってからがさぁ大変。3列揃えるのに成功しながらも、その後回し方にしくじって最初からやり直しなんてことを繰り返すこと数回。ああでもない、こうでもないとカチャカチャやった末、とうとう5色全てを揃えるのに成功しました。35年越しの快挙です(おい)。


 この「テンビリオン」、類似のパズルは数ありながら、相当に売れたそうです。パズル的な奥深さよりも、むしろ軍平さんのもくろみどおり、ギミックのおもしろさや弄った感触の良さでウケたのかなという気がします。35年以上経って外観はキズだらけでホコリなんかも入ってますが、操作感は購入当時とさほど変わりなし。今でもバレルは心地よい抵抗とともにスムーズに廻って、カチッと止まります。あんまり弄らなかったことを差し引いても、その作りの良さには目をみはるばかり。さすが任天堂だぜ。
 5色揃って前よりちょっとさまになった「テンビリオン」には、再びゲーム置き場の主として鎮座してもらうつもりです。

*1:一時期ケースだけ紛失していましたが、数年前に兄が物置整理をした際に発掘されました。

*2:こちらのサイトさんです。http://www.geocities.co.jp/Hollywood/9743/puzzle/kai2/ten.html

パクチー喰った

 四十何年生きてきて、さいきん、はじめてパクチーなるものを喰いました。
 人によって好き嫌いが激しいとか苦手な人が多いといった評判だけは知っていて、どんなもんか気になっていたものの、あえて食べようとしなければなかなか口にするものでもないため、これまで食べずにいた次第。
 旨いまずいは別としてこれまで喰ったことのない味で、どう形容したらよいか荒井の貧弱な語彙では言い表す術がない食いものだと思いました(おい)。山形では「ヘクサンボ*1みたいな味」とも言われるようですが、ヘクサンボなんて喰ったことがないですし!

エロ同人みたいに!

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 セーラームーンで育った世代が、こういうポスターを作る権限のある立場になったということなんでしょうがそれはさておき、かつて幾多の面妖本でセーラー戦士があられもない姿でアンアン言わされてたことを思えば感慨深い物が(おい)。
 久川綾さんは亜美ちゃんよりケロちゃんの人。

イン・ザ・ワールド・オブ

 最近、改めてボーステックの「レリクス」のOPデモを見る機会がありました。
 荒井が知っているのはMSX2ROM版とMSXテープ版のみ。MSX2ROM版は文字でずらずらとプロローグが表示された後舞台となる遺跡の一枚絵が出てくるだけで、MSXテープ版は遺跡が横スクロールで表示されます。MSX版の方が実はスゴかったりしまして(おい)。


 さておきそれで他の機種はどうだろうと気になって、YouTubeで88版のOPデモ動画を見てみたら、さらに遺跡が海面下から(アニメーションで)浮上してくるシーンがありまして、けっこう衝撃を受けました。思った以上にカッコイイじゃねぇか!
 アニメーションデモで一世を風靡した「イースII」に先立つこと2年、アニメーションと音楽で魅せるデモが既に存在していたわけですよ!!*1


 果たして今遊んでも面白いとは思えませんが*2、ゲームの雰囲気といい、このクールさは捨てがたいなぁと思いました。

*1:レリクスのOPとED曲を作ったのがクリスタルキングだということは、当時のパソコンゲーマーにはよく知られてます。

*2:実は当時もそんな面白いと思わなかったんだよ(おい)